膝の痛みの種類と対処法|ふれあい整骨院コラム

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膝の痛みの種類と対処法

膝の痛みの種類と対処法

膝の痛みといっても、その種類や原因、対処法はそれぞれ異なります。

本コラムでは代表的な膝の痛みの種類を解説し、その対処法や治療法についてご紹介します。膝の痛みにお悩みの方は、ぜひご参考ください。

膝の痛みの種類

膝に痛みが生じる代表的な疾患は次の通りです。

  • ・外傷(けが)
  • ・変形性膝関節症
  • ・膝蓋腱炎
  • ・オスグッド病
  • ・ランナー膝(腸脛靭帯炎)

交通事故や激しいスポーツなどで大きな外力を受けた際に、外傷(けが)が生じます。膝に痛みが生じる原因としては、骨折や膝蓋骨脱臼などが挙げられます。

変形性膝関節症は、膝に痛みを生じる疾患の大多数を占めています。加齢により膝軟骨がすり減り、骨同士が直接接触することで痛みが生じるため、一般的に50代以降の高齢者に多いとされています。悪化すると、変形や可動域制限をきたす場合もあります。

膝蓋腱炎は膝の曲げ伸ばしにともなう負荷の蓄積により生じる、膝蓋腱の炎症です。オスグッド病は10~15歳の子どもに多く見られます。膝蓋靭帯が付着する脛骨の軟骨もろとも剥離して痛みが生じますが、成長痛と混同されがちです。

ランナー膝は、膝の外側に痛みが生じやすい疾患として有名です。ランニングやロードバイクをする方に多く、骨と腸脛靭帯の摩擦で部分的に炎症が起こり、痛みが生じます。そのほか、痛風や偽痛風などの関節炎、リウマチなどの全身疾患でも膝に痛みが出るケースがあります。

膝の痛みの対処法・治療法

ここからは、患者数の多い変形性膝関節症に焦点を当てて詳しくご紹介します。変形性膝関節症に対して行われる対処法・治療法は次の通りです。

  • ・保存療法
  • ・薬物療法
  • ・運動療法
  • ・手術療法
  • ・再生療法

保存療法は、原因を取り除くのではなく、症状の改善や緩和を目指す治療です。薬物治療や運動療法も保存療法に含まれます。

変形性膝関節症に対する薬物療法では、鎮痛剤や外用剤の処方、関節内へのヒアルロン酸注射などが行われます。運動療法では医師や理学療法士の指導のもと、膝の動きを改善したり、膝周りの筋肉を鍛えたりするトレーニングを中心に行います。ご自宅でできるトレーニングもありますが、無理のない範囲で行いましょう。保存治療をしばらく行っても症状の改善が見られない場合は、骨切り術などの手術療法も検討されます。

また、軟骨のすり減ったところに対して行われる自家培養軟骨移植術や、痛みを和らげる効果が期待できるPRP療法などの再生医療も、徐々に普及してきています。ただし、保険適用外治療となり治療費が高額となるため、注意が必要です。

当院では膝の痛みに対して、治癒促進効果が期待できる超音波治療を取り入れています。もし膝の痛みにお悩みならば、ぜひ一度当院へご相談ください。

Q1:整骨院で膝関節の痛みの検査はできますか?
A1:一部の簡単な徒手検査ならば可能です。当院では膝関節に対して、ラックマンテストや引き出しテストなどの靭帯の損傷を調べる検査、マックマレーテストや圧迫アプレーテストなどの半月板損傷を調べる検査を行っています。もしもより詳しい検査が必要な場合や、ほかの病気が疑われる場合は、提携の医院をご紹介します。
Q2:変形性膝関節症に対して、どのような施術が受けられますか?
A2:痛みの軽減と可動域の拡大を目的として、手技療法や電気治療、超音波治療などを行います。痛みのピークを過ぎた段階からは、筋力を強化するための運動療法も取り入れる場合があります。
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