膝軟骨のすり減りについて|ふれあい整骨院コラム

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膝軟骨のすり減りについて

膝軟骨のすり減りについて

膝軟骨はさまざまな理由からすり減り、膝の痛みを引き起こします。

本コラムでは膝軟骨のすり減るメカニズムやその影響で起こりうる疾患について詳しくご紹介します。

膝軟骨のすり減りの原因

膝軟骨がすり減る大きな原因は、加齢です。軟骨は骨と骨との摩擦を和らげ、関節のダメージを吸収するクッションのような役割を果たします。しかし、肌と同様に、軟骨の水分含有量は加齢とともに低下します。水分量の少なくなった軟骨はダメージを受け、すり減りやすくなってしまうのです。

高齢者以外で膝軟骨のすり減りが見られる場合は、重いものを持つなど負荷のかかる行為や同じ動作の繰り返し、交通事故や身体接触のあるスポーツなどによる強い衝撃などが原因として考えられます。また、膝に怪我を負ったことにより膝関節の一部に負荷がかかり続け、軟骨がすり減ることもあります。

肥満や筋力低下も、膝軟骨に負荷をかける原因の一つです。なお、高齢女性は閉経によるホルモンバランスの乱れから膝軟骨がすり減りやすくなる場合があります。

膝軟骨のすり減りによって起こる疾患

膝軟骨のすり減りによって起こる疾患のなかで、代表的なものは「一次性変形性膝関節症」です。クッションの役割を果たす膝軟骨がすり減り、骨と骨が直接接触して痛みが生じます。

変形性膝関節症には一次性と二次性があります。一次性は加齢が原因で、二次性は外傷などのきっかけによるものです。一次性変形性膝関節症は加齢が原因であるため、高齢者になればなるほど発症率が高くなります。進行すると変形や膝の可動域制限などに支障をきたす場合もあります。もしも膝に違和感や痛みをおぼえたら、まずは整形外科で診察を受けましょう。

なお、当院でも一次性変形性膝関節症を含む膝の痛みに対する施術が可能です。膝組織の血行促進効果が期待でき、膝関節の機能の維持に役立つ超音波治療を中心に行っています。もしもなかなか治らない、慢性的な膝の痛みにお悩みならば、ぜひ当院にご相談ください。

Q1:膝軟骨のすり減り以外で、膝の痛みを引き起こす病気は?
A1:スポーツによる怪我などの外傷、関節リウマチ、痛風や偽痛風などが挙げられます。なお、これらの怪我や病気から二次性変形性膝関節症が引き起こされることもあります。膝の痛みを感じたら整形外科などの医療機関へご相談ください。
Q2:すり減った膝軟骨は再生しますか?
A2:すり減った膝軟骨の自然な再生は期待できません。治療の一つとして、膝軟骨の再生医療もありますが、保険適用外で高額のためなかなか現実的ではありません。
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